周辺・・・・・・ |
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アクセス・・・ |
国道323号線の富士見町にて、「雄淵雌淵公園」の案内看板の方向へ。公園内にある滝/P:約30台 |
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雄淵雌淵 |
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熊の川温泉と古湯温泉の中間にあるこの雄淵雌淵は、明治の晩年まで北山の材木流しや筏流しで最大の難所と恐れられていた。
たまたま大きな材木が西洋雄淵の洞窟に突き込めば、再び浮かび出ないほど深淵と言われている。
洞窟は、水面下でも誰も入った者はなく、様々な伝説や逸話を残し、今なお神秘のベールに包まれたままである。
嘉瀬川の名産岩鮎は、この淵を跳ねあがれず大半が下流の雄淵(現沈砂池)に往来していた。
それで下の集落を「鮎の瀬」と呼ぶようになったともいう。 |
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富士町より |
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雄淵の滝物語 |
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この渓谷は、嘉瀬川流域では一番の難所で、中でも雄淵の滝は、高さが75mと近郷に知られた滝であります。
ここを地元では垂女木(ダルメキ)の谷(滝)と呼んでいます。
付近一帯には「馬子八谷」「梅の木谷」「梨の木谷」「曲谷」「蛇谷」などと言う渓谷があり、斜面は大岩小岩が重なり合っているため、昔から人を寄せ付けず交通の難所と言われておりました。
ある時、古湯村の若者と熊の川村の庄屋の娘が愛し合うようになりました。二人はいつもこの滝の下で夕陽が沈むのも忘れ逢っていました。
しかし娘には許婚があり、親の反対で結婚できないとわかった二人は村を離れこの地で暮らしたと言われています。
そして月日は幾星霜が過ぎ、ある夏、北山からの筏流しの木材が雄淵の中に沈んで出てこなくなりました。
潜りの上手な人が底に潜ってみると木材を井桁に積んで若者と娘が座っていました。
「木材を出しておくれ」と頼むと「私たちがここに居ることを口外しないと誓っておくれ」「はい絶対に口外いたしません」という訳で早速木材は浮かび上がり、無事佐賀の町まで運ぶ事が出来たと言われています。
そして伝説が生まれ、若者は雄淵の岩に、娘は雌淵の岩になったと言われています。
そして二人が掛けていた岩を夫婦岩、この辺り一帯を逢瀬と呼ぶようになったとも・・・。
以後、地元の人はこの雄淵では泳いではいけないと言う掟を今も信じて守っています。 |
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富士町より |
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近くの見所・・ |
御手洗の滝・音無しの滝・七ツ釜の滝・西の谷(棚田百選の棚田)など |
佐賀市の見所・・ |
大和町の巨石パーク・川上峡/諸富町の昇開橋など
夏 |
大和中央公園花菖蒲園/久保田町の精霊流しなど |
秋 |
東与賀町のシチメンソウなど |
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コメント・・・・・ |
遊泳禁止の深い上熊川沿いにある「雄淵・雌淵公園」周辺は、昔は地元の人以外往来する事もあまり無い場所だったそうです。 |
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