福岡県の滝
安宅(あたか)の滝
所在地・・・・・ 田川郡川崎町安眞木安宅
(公民館の裏手)
水系・・・・・・ 遠賀川水系中元寺川支流
安宅川支流
規模・・・・・・ 高さ:約9m(表示)
(3mほどの滝が3段になって落ちていました。)
水量・・・・・・
水勢・・・・・・ ☆☆
危険度・・・・・ -
周辺・・・・・・ ☆☆☆
知名度・・・・・ ☆☆
お気に入り度・・ ☆☆
(表示内容は下に記載)
周辺・・・・・
表示・・・・・
安宅の滝
 安宅の滝は「横地の滝」ともいわれていました。
富豪であった元横地氏が大変な金をかけて切り開いた滝であって、名づけて王政瀑といっていました。
 現在の坂本氏の屋敷に横地氏の家が合って、その奥座敷から見る滝の姿は格別でした。
一段高い所に、あづまやがあって洗心亭といい、桜見には絶好の場所でした。

「飛泉隠見当階白、緑樹参差遶檻青。」田代部落や田代の谷々から集まった清流が高さ約9m、幅約2mの滝となって落下しています。
岩間を数段にわかれて滝壺に落ちます。春は桜、秋葉紅葉と敷それぞれの風情があります。
「勝境有人人自貴、奇厳安仏仏自霊。」十一面観音、不動明王等々と三十数体の様々な石仏が岩上に静かに安置されています。
滝の音だけがこだまする静寂な木陰で苔むした仏たちは今の世情を何と思い、私たちになにを語りかけている事でしょう。
明治21年作の某氏の漢詩を引用して往年の安宅の滝の様子を書きました。
 現在は観音堂が改築され、田川西国西部第六十九番札所になっています。
 観音講のかたがたが掃除をして下され綺麗になっています。
大正の頃までは上野の白糸の滝とともに田川の二大飛瀑と言われ、遠足の場所でもありました。
「たきのおとまいりて見ればありがたや、にしにたなびくふかきたにがわ」観音講の一員が奉納した短歌です。
信仰と自然。ひとり静かにたたづめば、なにか身にしみる幽玄な気持ちになってきます。
吉田基衛氏著『かわさきさまざま』より抜粋 平成22年3月 川崎町
田川郡の見所・・ 添田公園・源じいの森温泉センター・建徳寺古墳公園・サボテンハウス・大音の滝・琴弾の滝・白糸の滝(福智町)・蛇渕の滝・つぐろぐちの滝・ 深倉峡の滝など
定禅寺の藤
初夏 金山アジサイ園の紫陽花
おおとう花公園の向日葵
英彦山の紅葉・魚楽園の紅葉
コメント・・・・・ 公民館横に看板があり、裏手に向かって2分ほど遊歩道を登った所にあり、周辺はローカルな公園のような所でした。
(2021年の6月に行った時には草刈り前だったのか遊歩道が隠れていました。)