アドレス |
唐津市厳木町岩屋 |
城巡り時間目安:約1時間〜 |
築城年 |
文治年間 |
(1177年-1190年)頃 |
築城者 |
源披 |
城の種類 |
山城 |
遺構 |
本丸跡・礎石建物跡 |
本丸地区の概要 |
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本丸は城主の居所で、城の中心となる場所です。
発掘調査で江戸時代の礎石建物跡や、複雑な形をした虎口と呼ばれる出入り口を4ヶ所で確認しています。
建物や虎口等の施設は城の中でも規模が大きく、堅固な造りで、本丸が最も重要な場所であったことが分かります。
また一部で桃山時代のものと思われる石積を、現在の石垣の内側から検出しています。
江戸時代初期に石垣を用いて城を大改造し、現在の姿になったことが窺えます。 |
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唐津市教育委員会 |
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二の丸・三の丸跡 |
二の丸・三の丸の概要 |
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二の丸は切り立った崖に囲まれています。
この崖の下には、二の丸を囲むように三の丸が広がっています。
三の丸は周囲のほとんどを、石垣を用いて築き、より堅固にしています。
三の丸では、東の端に城の出入り口となる虎口があり、南の端には見張りの為の櫓跡があります。
二の丸と井戸曲輪の間には尾根を削って設けた堀切があり、二の丸の岸壁には楔を用いて石垣に使う石材を調達した跡が残っています。
石垣を築いていた往事の様子が偲ばれます。 |
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厳木町教育委員会 |
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出丸 |
出丸の概要 |
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出丸は、見張りを行う為の場所で、城の中心からやや離れた場所にあります。
獅子城跡の出丸では石垣が築かれており、発掘調査で江戸時代の礎石建物跡を確認しています。
出丸の東西には尾根を断ち切るように削って造られた堀切があり、南北には山の傾斜に沿って削られた竪堀と呼ばれる大きな堀も残されています。
東の堀切以東には遺構は確認されておらず、城の最東端となります。
中世の城の特徴である堀切や竪堀と、江戸時代の城の特徴である石垣や礎石建物跡が共に見られ、獅子城の変遷の様子が窺えます。 |
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唐津市教育委員会 |
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井戸・井戸曲輪 |
井戸 |
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石組みの井戸が造られていますが、天端石は残っておらず、下半分は岩盤をくり抜いて造られており、雨水などを溜めて使用していたと考えられます。 |
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井戸曲輪地区の概要 |
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井戸曲輪は本丸東に位置する平坦地です。
北側と東側には石垣を築き、南には本丸に通じる通路(大手道)が延びています。
井戸曲輪の東には堀切が造られ、井戸曲輪と対峙するように二の丸が広がっています。
また調査により井戸曲輪と二の丸を結ぶ遺構を確認しました。
江戸時代初期に曲輪内を整地し、周囲に石垣を廻らせ、石塁を設けて大手道を整備するなど、井戸曲輪の外観を大きく変えるほどの大改造であったと推察されます。 |
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唐津市教育委員会 |
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曲輪 |
一の曲輪・二の曲輪の概要 |
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一の曲輪は長さ約85mもある石垣でできた地区です。
ここには戦いに備えて武士が待機した建物が建っていたと伝えられています。
二の曲輪は、本丸と一の曲輪を囲むように細長く広がっています。一の曲輪の南側には軍馬を訓練した調馬場があったようです。
西の端と南の端には、それぞれ見張りの為の櫓跡があります。
調馬場のさらに南側には三の曲輪と呼ばれる狭い平坦地もみられます。
一の曲輪・二の曲輪の調馬場・三の曲輪はもともと深い谷でしたが、高い石垣を三重に築いて、守りをより堅固にしています。 |
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厳木町教育委員会 |
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大手道跡・櫓台跡・柱穴列(塀・門などの遺構)跡・溝状遺構・堀切・虎口など |
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近辺の見所 |
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