|
|
古代から激動の中世 |
|
時代は古代から中世へと移り変わり、川内川流域にも関東武士が下向してきました。
すでに甑島まで勢力を伸ばしていた大前氏にかわり、関東から下向してきた渋谷氏5兄弟が、それぞれの領地を治めていきました。
そして川内川中流域にあたる祁答院地域を拝領したのが、三男 渋谷重保でした。 |
渋谷から島津へ |
|
祁答院渋谷氏による統治は約300年続きました。
すでに薩摩・大隅・日向を支配し絶大なる勢力を誇っていた島津氏に対して最後まで対立し続けましたが、永禄10年(1567年)長野城を攻められ、祁答院渋谷氏も島津氏に屈服することになりました。
薩隅日三州を完全に把握した島津氏によって、この地へは島津金吾歳久、北郷忠能が相次いで移封され、やがて島津忠長が地頭職に補され、宮之城を居城としました。
その後、薩摩藩独特の外城制度によって宮之城郷、佐志郷、山崎郷といった行政区分が誕生しました。 |
|
宮之城歴史研修センター |
|
|
アドレス |
薩摩郡さつま町(宮之城町)宮之城屋地(宮之城歴史研修センターのテラスから見える裏山・宮之城高校近くに標識がある) |
別名 |
宮之城・下之城 |
築城年 |
平安時代末期 |
築城者 |
大前氏 |
歴代城主 |
大前氏・渋谷氏・島津氏 |
城の種類 |
山城 |
遺構 |
土塁・空堀 |
現在の建築物等 |
宮之城高等学校 |
近辺の見所 |
宗功寺公園・竹林(竹林面積日本一)・宮之城伝統工芸センター・北薩広域公園・鉄道記念館・かぐや姫グラウンド・宮之城ちくりん館・平川郷・紫尾山・轟の瀬・宮之城温泉など。 |
|
|
|
|
宮之城歴史研修センターに地形模型があります。(川内川沿いの宮之城高校周辺が虎居城跡で、支城である塩ノ城・中ノ城・松社城・オキタノ城・東ノ城が隣接していたようです。) |